私について少し…

好きなことを仕事にしたい
私は岩手県盛岡市で生まれ、愛知県知多市、瀬戸市で育ちました。
大学卒業後から看護師の仕事をしてきました。 その傍ら、リフレッシュを兼ねて着付けと茶道のお稽古を続け、技術や作法を身に付け、資格を取得してきました。
着付けのお稽古に通い、技術が身に付き、少しずつ理解し自信がつき、着物で外出し様々な季節のコーディネートが楽しめるようになり、また着物で姿勢が整うなど体の変化も感じながら楽しんできました。友人の結婚式に自分で振袖を着て参列したり、親戚の結婚式で家族に訪問着、振袖、留袖を着付けたりと、ハレの着物も練習を重ね、緊張しながら充実した時間を過ごすことができました。
茶道では、美味しいお菓子とお抹茶を堪能しつつ、徐々に茶道の世界を学びながら、お茶会なども経験し、茶道が自分の心を整えるのになくてはならない存在になっていくのを感じてきました。またおもてなしの心を学び、お客さまあっての茶道の世界を知り、平和な世界への祈りとしても茶道が果たせる役割があると感じています。
どちらもとにかく楽しい。そしてどこまでも深い。歴史のある文化なので、興味を持ってしまったら、好きになってしまったら沼です。私には、そんな方々と一緒に自分なりの楽しみ方、自分の喜ばせ方を見つけるお手伝いができると考えています。始めてみれば敷居は高いわけでなく、堅苦しくもなく、自由な解釈で気軽に楽しむことができるものであることに気づいていただけると思います。細かなルールに縛られるのでなく、自由な自分流の楽しみ方を見つけていくと、年齢や人生のステージに合わせて変化を味わいながら、さらに楽しんでいけると思うのです。私はまだまだ道半ばです。自分や時代の変化の中で学び続けたいと思っています。
ただ一生懸命に毎日を生きているだけで、心が磨り減ってしまうこともあります。そんな中でも自分の心を充電する術を持っていると、少し余裕が持てるかもしれません。少し踏ん張れたり、少しの希望が持てたりもするかもしれません。文化は心の栄養であるとつくづく感じています。
身に纏うものを丁寧に着ることや、一服のお茶を丁寧に点てることを通じて、少しだけ集中して心を落ち着けて、非日常の時間を過ごすことで、得られるものを一緒に味わいませんか。共通の習い事をする仲間との繋がりができることもあります。長く続けて技術を磨き、自信が持てるようになり、資格を取得し、次の扉が開くこともあります。
かつて自分がお稽古に通うことで救われてきたように、そんな時間を必要としている誰かに届くことを願って、教室を始めます。みなさまとお会いできることを楽しみにしています。
着付け師範
テーブル茶道講師
看護師
石田 恵